ついにやってきた忘年会シーズン。会社で仲間内で、毎晩忘年会が行われている。そこでふと思う。日本人は忘年会をどう思っているのだろうか? みんな参加したくて出ているのだろうか? Twitterで「忘年会」を含む大量のつぶやきを集めて分析してみた。
約10万件の「忘年会」を含むツイートをテキストマイニングで分析
直近98,571件の「忘年会」を含むツイートをテキストマイニングで分析。それでは分析を始めよう。
まずはTwitterで「忘年会」とつぶやいた時に、一緒にどんな言葉が使われているかを調べる。トップ150位はこちら(特徴的な言葉に色を付けた)。
楽しい、会社、楽しみ、職場、というワードが上位に来ている。日本人は忘年会を楽しいと思っている人が多いようだ。ただし、楽しい忘年会にはある条件がある。その条件をデータから明らかにしよう。
その鍵は「会社」というワードにある。この会社という言葉をキーにして作ったグラフがこちら。丸の大きさがつぶやかれた数の多さ、線でつながれているのがよく一緒につぶやかれている、関係の深い言葉だ。忘年会全体で見たときには上位に入っていた楽しいというワードがすっかり消えてしまった。代わりに、気を使う、強制参加、クソというネガティブなワードがよくつぶやかれている。職場という単語で調べても同じ結果になった。つまり、楽しい忘年会は会社や職場の忘年会ではないということだ。
では楽しい忘年会とはどんなものなのか? ズバリ「楽しい」というワードをキーにしてグラフを作ってみた。すると、久しぶりに会える、仲間、幸せというワードが一緒につぶやかれている。つまり、楽しい忘年会とは仲間と行う忘年会のことなのだ。
大量のツイートを分析した結果、忘年会に対する日本人のリアルな姿が浮かび上がった。会社の忘年会は気を使うので楽しくないと思っている人が多く、楽しいのは仲間との忘年会だということだ。
ビッグデータ分析結果
・日本人は忘年会を楽しいと思っている人が多い
・楽しい忘年会とは、仲間との忘年会
・会社の忘年会は気を使うので楽しくない
ビッグデータから見えた! 生きるヒント
忘年会は仕事関係者ではなく、気ごころの知れた仲間としよう。久しぶりに会う仲間との忘年会も、話が盛り上がり楽しいこと間違いなしだ。